アイビーカラー
二人とも進まないice coffee
2024年4月17日に“アイビーカラー”が6th mini album『醒めぬ夢のままで』をリリースします。新体制以降、コンスタントなペースでの配信リリースを重ねてきましたが、ミニアルバム、流通音源として作品をリリースするのは2021年10月6日以来。バラエティに富みながらも、メロディ、歌詞、佐竹惇(Vo,Gt)が描きたい音楽、世界観が一貫している今作。じっくりとお楽しみください。 さて、今日のうたではそんな“アイビーカラー”の佐竹惇による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 ice coffee 」にまつわるお話。結ばれた先、やがて訪れてしまう別れ。この歌の<僕>と<君>にはどんなラストシーンが待っているのでしょうか…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 今回はmini album『醒めぬ夢のままで』から収録録「ice coffee」についてお話しできたらと思います。 別れ話。 できれば避けたいことではあるけれど、 恋をする。誰かと結ばれる。それにセットでどうしてもついてきてしまうもので。 もうわかっているはずで、心の準備はばっちりのはずの答えなのに 実際に声を通して、自分の耳に伝わってくるとやっぱり心が急に痛いくらい冷たくなる。 響き渡る店の秒針 静まり帰るテーブル席 二人とも進まないice coffee 男心と女心はもう真逆と言っていいくらい違う。 女性というのはある一定のキャパを超えると気持ちが急ピッチに冷めてしまうものなので、こちらが気づいた時にはもう遅い。 世のカップルが別れる理由はほぼこれだと思う。 恋人同士になるということは その代償に、失えばもう二度とそのひとつ前の関係にすら戻れない。 一気にこれまでのカタチは崩れ去る。 なかよしこよしだったままで 触れない距離だったままで もしあの時、友達以上を求めなければ うやむやなままでもこっちの方が君と長くいられたのかと思うと、あの美しい日々さえも後悔に変わっていく。 そんな話を曲にしました。 改めて「ice coffee」 切ないけれどとっても大好きな曲です。 みなさん是非とも、浸ってみてください。 <アイビーカラー・佐竹惇> ◆紹介曲「 ice coffee 」 作詞:佐竹惇 作曲:佐竹惇 ◆6th mini album『醒めぬ夢のままで』 2024年4月17日発売 <収録曲> 1.She's gone 2.tumbler 3.暮れる日の栞 4.bath towel 5.だけどさ、 6.ice coffee 7.AM2:00